鬱からのスクラップ&ビルド

鬱から立ち直るにつれて人格が変わっていく話

鬱はスクラップアンドビルド

会社に復帰して、5ヶ月が経った。

鬱とは何だったのだろうと振り返ってみても、これまた中々よくわからないもので。
ただひとつ分かったことはあって、鬱とはスクラップアンドビルドなんだろうなぁと。
シン・ゴジラの映画を見てたらその言葉が出てきてなるほど、と思った次第。
治っては決していないけれど、前ほど悲壮的ではないし、何ならふてぶてしくなった。
ついでに気がかりだったものが全部どうでもよくなったし、人の顔色を伺うこともほぼやめた。
正しいと思ったら言うし、態度で示す。
前の人格が壊れて、そこから現れた新しい考え方。
何でも引き受けてた自分は一体何だったのだろうと今になってみて思う。

元々わたしは、自分と自分の好きな人たちがいれば十分だった。
あれもこれもと背負える訳もないし、そりゃわたしが優しさの意味をはき違えてるとしか言いようがない、し、そんなもんただの自己満でしかない。
そして疲れて腐って、死にかけてるとかアホかと。

元々は仕方ない、と思うことが多い人生ではあったが、仕方ないの上にどうでもいいが加わって、まあ、前よりは生きやすいのかもしれないと思う日々。